“環世界と自己超越” ー 新しい現実の捉え方(1)

「環世界」って、知っていますか?

最近知ったこの言葉。簡単に言えば、「それぞれの生物が持っている主観的な現実」のこと。たとえば、人間には人間の環世界があり、犬には犬の、魚には魚の環世界がある。

もっと具体的に言うと、カタツムリは1秒間に4フレームしか視覚的に捉えられない。人間は60フレーム、ハエはなんと300フレーム。つまり、世界をどれくらい細かく・早く見ているかが種によってまったく違う。僕たちが当たり前に見ている世界は、人間という枠の中での”現実”にすぎない。

同じことは音にも言える。人間には聞こえない周波数を、コウモリやイルカは聴き取ることができる。つまり、彼らは人間には存在すら感知できない”音の世界”を生きている。人間が他の生き物に対して「なんて不便なんだ…」と思うように、他の生き物も同じように「なんて不便なんだ…」って思ってるかもしれない。  つづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.