“環世界と自己超越” ー 新しい現実の捉え方(4)

環世界を飛び越える行為、それが自己超越

旅や芸術、自然、異文化とのふれあい、 自分の環世界の”外側”に触れたとき、私たちは視野が広がる。 それは、環世界を拡張する行為であり、それも「自己超越」なのだと思う。

自己超越とは、単に自分を成長させることではない。

自分という枠組みそのものを、少しずつ、繰り返し、飛び越えていく。

そしてそれを極限まで繰り返したとき、もしかしたら、他の生物の視点さえも取り込めるかもしれない。コウモリのように音を“見る”ことも、人の脳が進化すれば、あるいはテクノロジーがあれば、実現するかもしれない。

そのとき私たちは、もはや「自分」という個を超えた何か、 禅で言う「無我」、スピリチュアルで言う「悟り」、ユングで言う「自己の統合」に近い状態になっているのかもしれない。知らんけど。  つづく

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